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デザインカフェ・ブログ
株式会社デザインカフェの代表・主宰者の
平澤太のブログです。デザインワークの
現場のことから趣味の事まで、思ったこと、
考えた事などを書いています。


MTGで池袋から新宿と廻り、その帰り途中に法務局へ所用があって九段下へ。この日は大学の卒業式が重なってか、彩り鮮やかな袴姿の女子大生が多かったんですけど、空はあいにくの曇り空でした。法務局の所用は15分くらいで終ったのですが、その後九段下で開催されているマグナム・フォト作家の写真家ワーナー・ビショフの写真展を観てきました。

ワーナー・ビショフ(Werner Bischof 1916-1954)は、スイス人のフォト・ジャーナリストで第二次大戦後のジャーナリスティックな写真を残しているのですが、この写真展では戦後1951年から一年間の日本(東京・東京近郊・京都・広島)を取り上げていて、写真集『Japon』と未発表作品から、戦後の混乱から新しい時代へ向おうとする日本の姿をとらえた作品を60点紹介しています。展示の中には、写真のみならず彼が使用したカメラや取材の際のモレスキンのメモなどもあって、取材していた時の状況が垣間みれる展示になっています。
ビショフというと、マグナム作家の中でも日本にゆかり深い事もあってか、ファンも多いのかなと思ったんですけど、展示を観ていた方は年配の方が多く、昔を懐かしむ様に写真を見られている方が多かったです。資料的にも貴重な事は間違いないのですが、ファインダー越しの眼差しが優しく、西洋の間違った日本感を正確に伝えようとする(当時20代前半の女性を密着取材した写真と取材録から当時のマインドが伝わってきます)、彼の姿勢が伝わってくる写真展です。→彼のポートフォリオはこちらで。この中に今回の写真展で展示されている写真もあります。

マグナムの作家というと、ジャーナリスティックな写真の持つ一種の緊張感があって、写真家と被写体の間合いが無い写真が多く、その”間合いの無さ”がとても好きなのですがビショフの写真は、取材のポリシーを貫いている感があって、とてもプロフェッショナル。写真の好きな方はおススメです。
追記:3/30
モレスキナリー www.moleskinerie.jp のYOKOさんから「モレスキンのメモの事を掲載しても良いですか?」とご連絡をいただきました。館内が撮影禁止で覚えている限りですが・・ビショフが使っていたのは無地の「リポーター プレーン」です。この中に英語と日本語の対訳とか取材先の走り書きとかを万年筆を使って書いていました。
ちなみにカメラの方は、陸軍99式極小航空写真機(!)とかローライ やCanon(これは機種不明)が展示されていて、ライカM3とかは日本で使わなかったのが印象的。当時の小型カメラですとライカが定番なんですけどね。陸軍99式極小航空写真機なんてこの展示で初めて知りましたが、こんな大きいカメラを闇市とかで手に入れたのかな?
会場:昭和館 3階 特別企画展会場 東京都千代田区九段南1-6-1
会期:2009年2月28日(土)〜2009年4月19日(日)
休館日:月曜日
開館時間10:00 - 17:30(入場は閉館の30分前まで)※入場無料
ギャラリートーク: 2009年3月29日 14:00-15:00 (会場: 特別企画展会場内)
マルコ・ビショフ氏が父ワーナー・ビショフ氏について語ります。
展示解説 3月21日(土)、4月4日(土)、14:00-15:00
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